投稿 2021.11.29
こんな疑問にお答えできるようにメタバースについてわかりやすく解説します。
ブロックチェーン技術の魅力に取り憑かれたWEBエンジニアのにいよんです。
簡単にいうと仮想空間です。
オンラインゲームのような世界をイメージしてもらうと近いと思います。
このようにアバターで仮想世界に入り込むことができます。
たくさんの人が集まって、会話やテキストチャット、スクリーンを使ってプレゼン大会などコミュニケーションをはかったり、ゲームなどができます。
過去にセカンドライフという仮想空間が話題になったことがありました。他にも似たような仮想空間は昔からありました。
しかし、なぜ今になって盛り上がりを見せているのでしょうか。
それは、ズバリ
5G、VR、AR、AI、ブロックチェーンなどIT技術の進歩が追いついた
ということが理由だと思います。
5Gや今後10年の間に開発が進むであろう6Gにより、インターネットの速度が爆発的に上昇し、安定した環境で多くの人が仮想空間に集まることができるようになります。
また、VR・ARの技術や、メガネ型デバイスの進化が進み、リアリティのある体験ができるようになってきています。
そして、ブロックチェーンを応用したスマートコントラクトという技術により、デジタルデータを所有できるようになりました。
これにより仮想空間内のアバター、物、土地、さまざまなものに価値がつくようになっています。
メタバースの先駆けであるサンドボックスという世界では、すでにアディダスなどの有名企業も土地購入に乗り出しています。
おや、何が起きたのかな。adidasかな? pic.twitter.com/wKyIyJxsiG
— 【公式】The Sandbox (ザ・サンドボックス) (@TheSandboxJP) November 22, 2021
土地の値上がりを期待して購入している人も少なくありません。
Facebook社が社名を「Meta」に変更しました。
この社名変更にはFacebookのメタバースへの意気込みを感じられ、メタバースの盛り上がりを加速させた出来事の一つです。
また、Facebookを含むGAFAと呼ばれるアメリカの大企業がメタバースに投資しています。
GAFAの株式時価総額は、2021年8月には日本株全体の時価総額を上回っています。
つまり、大量の資本がメタバース産業に流れることになります。このことは、高い確率でメタバースが普及することを意味しています。
セカンドライフは結果的にIT技術が追いつかず衰退してしまいましたが、今回のメタバースは完全に時流に乗っています。スマホが普及した時のようにいつの間にかメタバースが当たり前のものになっているでしょう。
日本企業の参入は後発になっていますが、一部のインフルエンサーの間ではすでに画期的な企画が催されています。
イケハヤ(@IHayato)さん主催でメタバースオフ会なるものも開催されました。
メタバースオフ会、盛り上がりました!NFTのプレゼンを数名にしていただきました。またやりますねw pic.twitter.com/m7GkoiLb3o
— ikehaya-nft.eth | CryptoNinja (@IHayato) November 18, 2021
オンラインなのにオフ会というなんだかおかしな言葉になっていますが、プレゼン大会などが定期的に開催されています。
ローソン、SMBC日興証券、テレビ朝日などが渋谷の仮想空間で「バーチャルマーケット2021」が催されます。
メタバース上で開催 ローソン、SMBC日興証券、テレビ朝日が出展するVRイベント「バーチャルマーケット2021」とは?https://t.co/L3zvZU89wu pic.twitter.com/VUqXYbDLmJ
— ITmedia ビジネスオンライン (@itm_business) November 27, 2021
後発ではありながら日本でも少なからず、盛り上がりを見せています。
イヤホンに加えて、ARグラス(メガネ型デバイス)が一般的になっていきます。腕時計型のデバイスや、まばたきなどの動作でARグラスを操作できるようになります。
スマホの大きな画面は必要なくなり、会社に出社する人もいなくなります。リラックスしてソファに座りARグラスで仮想世界にアクセスすると会議が始まります。
プレゼンや、コンサートなども仮想世界で開催されるようになります。
仮想世界で土地やスペースを貸して収益を得る人も出てきます。3Dモデリングで建物や物を作って販売する人もいるでしょう。
グローブ型デバイスによって触覚の表現もできるようになります。
嗅覚や味覚の表現も進められており、ほぼ仮想空間に入り浸るような、映画のような世界が訪れるかもしれません。
そうなってくると、現実世界の実店舗はメタバースと差別化して、リアル体験に重きをおいた濃い接客が主流になっていきます。実店舗は仮想世界で体験できないことをより強化して提供することで生き残れるようになります。
世界はあっという間に変わっていき、気づいた時には「昔は満員電車に乗ったもんだよねぇ」なんて話すようになります。