胡散臭い?仮想通貨(暗号資産)の魅力を解説。知れば怖くない

投稿 2021.11.18

/更新 2021.11.19

目次
  • 仮想通貨ってなんだかよくわからないけど仮想の通貨なんて胡散臭い!
  • 仮想通貨が大暴落したって話題だけど自分には関係ない

WEBエンジニアという職業柄、最新技術の情報を耳にする機会は多いのですが、私自身上記のように自分には関係ないだろうと思い過ごしていました。

しかし、食わず嫌いは良くないと思い興味本位で勉強を始めてみると、めちゃめちゃ面白い世界でみるみるうちにのめり込みました。

そして、仮想通貨やNFTはこれからの時代 必ず来る と確信しました。

  • 10年前にYoutubeを本格的にやってればな

なんて思ったことはないですか?

あの時に参入していればもしかしたら大成功したかもしれない、と私は思いました。

しかし、今からできることは10年後に流行るものを予測して行動することです。

今はまだ新しいものを懐疑的に見る人やアレルギーを持つ人たちが多い段階です。

だからこそ今のうちに参入することで先行者利益を得ることができるはずです。

仮想通貨とは

日本円やドルといった法定通貨と交換ができ、モノやサービスの決済や送金が可能です。

ただし電子的に存在する通貨であり、100円玉や1000円札のような手に取れる貨幣はありません。

仮想通貨は法改正により暗号資産という名称に改められました。

通貨には以下の3つの機能があると言われています。

通貨の3つの機能

  • 1.価値を測れること
  • 2.交換・流通手段があること
  • 3.価値貯蔵する手段があること

仮想通貨はまだ、保有者も少なく変動が激しいため、この3つのうち「1.価値を測れること」を満たしていないと言われています。

今のところ通貨としては不十分だけど、資産性があり投資の対象にはなる、という存在です。

世界で初めての仮想通貨ビットコイン誕生の経緯

仮想通貨の魅力を語る上で、避けては通れないのがビットコインです。

2008年に Satoshi Nakamoto と名乗る人物がインターネット上に論文を公開したのが始まりでした。

その内容は簡単にいうと、以下のようなことを説明したものでした。

ブロックチェーンの技術を用いて、国に依存しない管理者の存在しない通貨を実現できる

この論文は多くの人に衝撃を与え、これを機に世界中でブロックチェーンや仮想通貨の研究開発が加速しました。

その後、Satoshi Nakamoto はビットコインの開発に乗り出し、多くの人を巻き込んでビットコインの基盤を構築しました。

そして、ビットコインの運用が軌道に乗ると突如として姿を消すのです。

サトシナカモトって何者?

突如インターネット上に現れ、Satoshi Nakamoto と名乗ったこの偉大な人物ですが、その正体はいまだ不明です。

日本人っぽい名前ではありますが、国籍も、性別も、個人なのかチームなのかも、全てが謎に包まれています。

掲示板の投稿時間帯から睡眠時間を予測し在住地域を特定しようとしたり、多くの人が正体を突き止めようと乗り出しましたが、突き止めることはできていません。

自分が「Satoshi Nakamoto」だと名乗る人物も複数登場したこともありましたが、誰もが納得できる証拠を提示できていないのが現状です。

私はこの話を知って、まるで映画みたいだとものすごくワクワクしました。

この偉大な功績を匿名で残して姿を消すなんて、一体何の目的で仮想通貨を作り出し、何を考え姿を消したのか、想像が膨らみます。

サトシナカモトは実は未来人で、世界の破滅を防ぐため、未来からメッセージを送ってきた、なんてこともあるかもしれません🤗

ビットコインと仮想通貨の歴史

2009年に運用を開始したビットコインは、2010年に始めて通貨として利用されました。

ビットコイン・ピザ・デー

  • 2010/5/22にアメリカフロリダ州のプログラマーが、1万ビットコインでピザ2枚を購入したのが最初の例と言われています。
    毎年5/22は「ビットコイン・ピザ・デー」と呼ばれるようになります。

その後、仮想通貨の最初の取引所であるマウントゴックス社が創業されました。

マウントゴックス事件

  • 大きな注目を受けたマウントゴックス社は2014年にハッキングされ、なんとなく仮想通貨が「危ない」というイメージができた事件の一つと言われる。

一方、ビットコインの価値が見直される出来事も起きます。

キプロス危機

  • 2013年に国の財政難によってキプロスの通貨が信用を無くし、
    キプロスからお金を引き出したセレブたちが、国に依存しないビットコインに換金したことで注目が集まった。

日本でも仮想通貨が盛り上がるきっかけとなった法案が施行されました。

改正資金決済法

  • 2020年に改正資金決済法によって仮想通貨が決済として利用できる法案が施行される。

この出来事を皮切りにものすごくたくさんの取引所が設立されました。

コインチェックという会社もその当時にできた取引所の一つで、CM戦略が功を奏し圧倒的な利用者数を獲得します。

しかし、マウントゴックス同様、今度はコインチェック社がハッキングされてしまいます。

コインチェック事件

  • コインチェック社でネムという仮想通貨がハッキングされる。

その被害額はマウントゴックス事件の比ではなく、580億円にものぼります。

日本人の多くが、仮想通貨に対して抱く、胡散臭い、危険というイメージはこの事件が大きいと考えています。

しかし、マウントゴックスもコインチェックも仮想通貨過渡期の会社体制が整っていない状態でのブレイクを経て、狙われてしまった一過性の事件とみていいと思います。

ビットコインが法定通貨に

  • 2021年には国家であるエルサルバドルが法定通貨としてビットコインを承認し導入。

2009年から始まりその価値は「1BTC=1円未満」でしたが、どんどん上がり、2021年には「1BTC=約700万円」です。

仮想通貨の未来

エルサルバドルがビットコインを法定通貨としたり、ウルグアイが法定通貨として仮想通貨を用いたり、仮想通貨の潜在能力は計り知れません。

通常の法定通貨は管理者として日本銀行や、アメリカならFRB(連邦準備制度理事会)、そしてその裏に政府(国)が存在します。

一つの通貨に対して国という唯一の管理者がいることで、その価値をコントロールし景気を左右することができました。

仮想通貨は特定の管理者がいません。

国に依存せず国境もない、誰にも統治されることのない夢のような通貨として法定通貨に成り代わる可能性を秘めています。

しかし、通過として信用を得るためには、まだ多くの課題が存在します。

その一つがマイニングです。

マイニング

  • 有志による複数人で通貨をチェックする作業で、一番はじめにチェックが完了した人にその通貨が支払われるという、管理者不要の通貨を実現させるための仕組み。

仮想通貨の取引量や投資家の数、流通量の増加によって、このマイニング事業を個人でやることが難しくなってきました。

今のままの仕組みでは、中国などの広大なリソースを持つ国が仮想通貨を独り占めできてしまうのです。

そこで登場してきたのが、Facebookです。

Facebookが始めようとしている Libra という仮想通貨は巨大金融企業と結託し、巨額の資本を担保にマイニング不要な独り占めのできない仮想通貨を流通させようというのです。

管理者が存在しないことが理想の仮想通貨でしたが、国家にとってかわり、企業が通貨を牛耳ろうという世界がやって来ようとしています。

まとめ

仮想通貨の魅力が少しでも伝わりましたでしょうか。

もっと詳しく知りたい方はこちらの本がお勧めです。

2011年にマウントゴックスのビットコイン事業を譲り受け、ハッキングから逮捕劇まで経験したマルクという方が書いた本です。

仮想通貨のブロックチェーン技術を応用して様々な業界に変革が起きようとしています。

テクノロジーの進歩によって、自分には関係ないと思ってたことが、10年後には誰でも当たり前に使うようになっています。

わからないことにシャッターを下ろさずに、ぜひ一緒に飛び込んでみましょう。

この記事を書いた人

avatar

にいよん

WEBエンジニアで0&2歳娘のパパです。フルリモートでちいたまに引きこもり中。密かにFIRE目指してます。こんな情報を発信中→投資、IT技術、副業、仮想通貨、暗号資産、NFT、メタバース、ブロックチェーン

© 2021 - 2023 24365.dev